麻しん（はしか）患者の発生について

麻しん（はしか）患者の発生について

【施設の利用状況】

※1　上記施設への直接のお問い合わせはくれぐれもお控え願います。
※2　患者は自家用車で移動しており、公共交通機関等の利用はありません。
※3　保健所にて疫学調査を実施し、接触者（同一空間で20分以上の接触があった者）の健康観察を実施しています。

【患者の概要】

30代　男性
発症年月日：令和7年3月22日（土）
主な症状：発熱、発疹、咳、結膜充血
麻しん予防接種歴：1回
行動歴：令和7年3月8日～3月14日　ベトナムに滞在

【県民のみなさまへ】

・麻しんは、感染力が極めて強い感染症で、免疫のない人が感染すると、年齢を問わずほとんどが発病すると言われています。

・感染すると10日から12日の潜伏期間（症状のない期間）を経て、38℃程度の発熱、風邪のような症状（咳や鼻水など）が現れ、2～3日間続きます。
その後、39℃以上の高熱となり、体中に赤い発疹が出現します。

・麻しん患者と接触した場合は、発病までの期間を考慮し、接触後最大21日間の健康観察が必要です。

・症状や経過から「麻しん」が疑われる場合は、事前に医療機関に「麻しんかもしれない」ことを連絡し、必ずマスクを着用して速やかに受診してください。

・麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる病気であり、空気感染、飛沫感染、接触感染でヒトからヒトに感染が伝播するため、換気の徹底が重要です。

・また、有効な予防方法はワクチン接種です。2回接種による免疫獲得率は97～99％以上と報告されており、発症リスクを最小限に抑えることが期待できます。
麻しんの定期予防接種（第1期：1歳児、第2期：小学校就学前の1年間）をまだ受けていない方は、かかりつけ医に相談し、早めに予防接種を受けましょう。

・心配なこと等がありましたら、最寄りの保健所にご連絡ください。

【報道機関の皆様へ】

・本情報提供は、感染症の拡大防止のために行うものですので、報道機関各位におかれましては、患者等の個人に係る情報について、プライバシー保護等の観点から、提供資料の範囲内での報道に、格段の御配慮をお願いします。

【参考】

　1　麻しんの発生状況について

（単位：人）

	H31/R1	R2	R3	R4	R5	R6	R7
埼玉県	35	0	1	0	0	8	4 ＊1
全　国	744	10	6	6	28	45	32 ＊2

＊1　感染症発生動向調査による。令和7年の値は12週（3月17日～3月23日）の累積速報値です。
＊2　感染症発生動向調査による。令和7年の値は11週（3月10日～3月16日）の累積速報値です。

2　その他参考情報

• 埼玉県ホームページ「麻しん及び風しん流行情報」
• 厚生労働省ホームページ「 麻しんについて」
• 国立感染症研究所ホームページ「麻しんとは」

報道発表資料（ダウンロードファイル）

麻しん（はしか）患者の発生について（PDF：159KB）

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