次のとおり食中毒が発生したので発表します。

１　事件の探知

　令和７年５月15日（木）、福岡市の住民から、糸島市内の飲食店を利用したところ食中毒様症状を呈し、医療機関を受診した旨、福岡市保健所に連絡があった。

　同市保健所が調査したところ、複数の有症者がいることが判明したため、５月16日（金）に本県に対し調査依頼があった。

２　概要

　同市保健所が調査したところ、５月10日（土）19時頃に糸島市内の飲食店を利用した友人グループ４名中４名が、腹痛、下痢、発熱等の症状を呈していることが判明した。

　当該飲食店を管轄する福岡県糸島保健福祉事務所は疫学調査及び有症者便の検査の結果から、本件を食中毒と断定した。

３　発生日時

　令和７年５月13日（火）16時00分頃（初発）

４　摂食者数　

　４名　

５　症状

　腹痛、下痢、発熱等

６　有症者数　

　４名（20代男性）

　うち１名が医療機関を受診しているが、入院はしておらず、重篤な症状は呈していない。

７　原因施設、原因食品、病因物質　

　(1)原因施設

屋　号：〇〇〇〇

業　種：飲食店営業（居酒屋）

営業者：〇〇〇〇

糸島市〇〇〇〇

　(2)原因食品：当該施設が５月１０日（土）に提供した食事

参考メニュー：鶏刺し３種盛り合わせ（レバー刺し、ずり刺し、ささみのたたき）、焼鳥串（味噌バラ、
　　　　　　　　　　　鳥皮、ねぎま、ぼんじり、ささみ、豚バラ、砂ずり、万能ねぎまき、大葉せせり）、チキ
　　　　　　　　　　　ン南蛮、鶏唐揚げ、エビマヨ、タコワサ、角切キャベツ

　(3)病因物質：カンピロバクター・ジェジュニ

８　検査

　有症者便からカンピロバクター・ジェジュニを検出した。

９　措置

　　営業停止処分：２日間（５月１９日～２０日）

10　その他

〈参考〉県下における食中毒の発生状況（５月１９日現在。調査中の事件（本件を含む。）を除く）

資料

記者発表資料 [PDFファイル／1.08MB]

ページの先頭へ戻る