参照元URL :https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/aids/index.html
健康・医療
HIV/エイズ
トピックス
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HIV検査普及週間に向けたイベントを実施します NEW
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主な症状
※3
日和見 感染症:本来なら自分の免疫力で抑えられるような肺炎などの病気※4 指標疾患:ニューモシスティス肺炎、カポジ肉腫など
感染経路
HIVは感染力が弱く、日常生活(握手・入浴・缶などの回し飲みなど)ではうつりません。感染経路は、主に「性的接触による感染」「血液を介しての感染」「母子感染」の三つに限られているため、正しい知識を持って予防対策をとることで、HIV感染のリスクを減らすことができます。
性的接触による感染
HIVに感染すると、HIVは血液や精液・膣分泌液などに多く分泌され、性的接触により相手の性器や肛門、口などの粘膜や傷口を通じて感染します。これが、最も多い感染経路です。そのため、性行為におけるコンドームの正しい使用は、HIV感染症・エイズ予防の有効な手段といえます。
血液を介しての感染
HIVが混入した血液により感染するケースです。注射器・注射針の使い回しや違法薬物の回し打ち、医療現場における針刺し事故などがリスクとして知られており、感染者の血液がほかの人の血液中に侵入すれば感染する可能性があります。
母子感染
母親がHIVに感染している場合、妊娠中や出産時に子どもに感染するケースや、母乳によって感染するケースがありますが、抗HIV薬を服用したり、母乳を与えないなどの対策で子どもへの感染を抑えることができます。こうした母子感染の予防策が確立しており、日本ではHIV陽性の母親からの赤ちゃんへの感染は非常に少なくなっています。
治療方法
検査
保健所や自治体の運営する検査所では、名前や住所を知らせなくても無料で検査を受けることができます。また、自治体によっては、医療機関へ委託し、無料・匿名での検査を実施しています。検査を受けられる時間は場所によって異なり、予約が必要なところもあるので、事前に電話で確認することをおすすめします。
医療機関での検査は内科、泌尿器科、産婦人科、性感染症科などの診療科で受けることができます。検査受付については、費用や時間なども含めて事前に確認してください。
このようなHIV検査ができる施設については、API-Net「エイズ予防情報ネット」から検索できます。
発生状況
日本では、2023年の新規HIV感染者/エイズ患者報告数は960件となり、7年ぶりに増加に転じました。ただし、新型コロナウイルス感染症の流行以降保健所等での検査件数が減少し、その後回復したことが影響している可能性があります。また、HIVに感染していたことを知らずに、エイズを発症して初めて気づいたというケースが、新規HIV感染者・エイズ患者数全体の約3割を占めています。
医療機関・自治体の皆さまへ
感染症法に基づく医師の届出のお願い
HIV/エイズは、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)第12条第1項により、診断した医師は7日以内に最寄りの保健所長を通じて都道府県知事に届出を行わなければならない旨定められています。
届出にあたっては、最寄りの保健所にご確認ください。
普及・啓発
厚生労働省では、偏見や差別をなくすために、多くの人にHIV/エイズについて、正しく理解いただけるよう、ホームページなどを通じて情報発信や関連イベントの開催、検査の呼びかけなどを行っています。
HIV検査普及週間
毎年、6月1日から6月7日までの1週間を「HIV検査普及週間」と定め、啓発イベント等を実施しています。
世界エイズデー
毎年、12月1日の「世界エイズデー」に合わせ、啓発イベント等を実施しています。
令和6年度
「世界エイズデー」キャンペーンテーマ
「U=U 知ることから、もう一度。12月1日は世界エイズデー。」※5
※5 HIV治療を受け、血液中のウイルス量が検査で検出できない程度に最低6か月以上
継続的に抑えられているHIV陽性者からは、性行為によってHIVが感染することはありません。この状態を「U=U(Undetectable:検出限界値未満 = Untransmittable:HIV感染しない)」といいます。
施策紹介
我が国のエイズ対策は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づき平成11年に策定された「後天性免疫不全症候群に関する特定感染症予防指針(以下、エイズ予防指針という。)」に沿って講じられてきました。
同指針は、エイズの発生動向の変化等を踏まえ、3度の見直しを行い、直近の改正については平成30年1月から施行したところです。改正後のエイズ予防指針に基づき、国と地方の役割分担の下、人権を尊重しつつ、普及啓発及び教育、検査・相談体制の充実、医療の提供などの施策に取り組むこととしています。
- ・ 【概要】後天性免疫不全症候群に関する特定感染症予防指針の改正 [PDF形式:127KB]
- ・ 【全文】後天性免疫不全症候群に関する特定感染症予防指針(平成30年1月18日)[PDF形式:266KB]
- ・ 【通知】後天性免疫不全症候群に関する特定感染症予防指針の全部改正について(平成30年1月18日、健感発0118第1号)[PDF形式:120KB]
- ・ 【通知】エイズ指針改正に係る留意事項について(平成30年1月18日、健感発0118第5号)[PDF形式:68KB]
- ・ 【通知】後天性免疫不全症候群(HIV感染症を含む)発生届に係る病状に変化を生じた事項に関する報告について(平成19年8月8日、健疾発第0808001号)[PDF形式:455KB][455KB]
一般の方向け情報
- 世界エイズデー https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eizu/
- エイズ予防情報ネット(API-Net) http://api-net.jfap.or.jp/
- エイズ動向委員会 https://api-net.jfap.or.jp/status/japan/nenpo.html