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2025年11月12日
発表日
令和7年(2025年)11月12日
概要
市内の定点医療機関から提供された感染症の患者発生情報をもとに市民提供情報である「今、何の病気が流行しているか!(令和7年第45週)」を作成しましたのでお知らせします。
報道発表資料
第45週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)インフルエンザ 2)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 3)感染性胃腸炎でした。
インフルエンザの定点当たり患者報告数は45.42人と前週(37.83人)から横ばいで、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は2.11人と前週(2.35人)から横ばいで、例年並みのレベルで推移しています。
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は1.86人と前週(3.00人)から減少し、例年より低いレベルで推移しています。
今週のトピックス
“夏が過ぎても注意が必要です!~腸管出血性大腸菌感染症~”について取り上げました。
腸管出血性大腸菌感染症は、強い毒素を産生する大腸菌を原因とし、腹痛や下痢、血便等の症状を引き起こします。主に夏季に流行しますが、今年は9月以降に市内で2件の集団発生がありました。
腸管出血性大腸菌感染症の多くは3~5日の潜伏期間を経て発症します。加熱不十分な肉類等の喫食から数日後に血便がみられた場合は、本菌を原因とする出血性大腸炎の可能性もあるため、医療機関を受診しましょう。
腸管出血性大腸菌感染症は、菌に汚染された食物の喫食による感染の他に、人の手や調理器具等を介した二次感染もみられます。二次感染を防ぐためには、排便後や調理前の手洗いや、トイレ等の汚染された可能性のある場所の消毒を徹底することが有効です。
資料に関するお問い合わせ先
川崎市 健康福祉局保健医療政策部感染症対策担当
〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話:044-200-2441
ファクス:044-200-3928
メールアドレス:40kansen@city.kawasaki.jp
