【感染症エクスプレス@厚労省】VOL.VOL.554(2026年3月6日
◆◆春休みの海外渡航時に気をつけたい感染症について
春休みを控え、海外旅行を予定されている方が増える時期です。春の海外渡航時に気をつけたい感染症と予防を取り上げます。
海外では、国内に常在しない感染症や日本よりも高い頻度で発生している感染症が報告されており、渡航先で感染しないために、正しい知識と予防方法を身につけ、ワクチンを含む渡航前の準備が重要です。食べ物や水を介した消化器の感染症、人から人にうつる呼吸器の感染症や麻しん等、蚊やダニからうつる感染症にも注意が必要です。
厚生労働省では、海外で発生している感染症の予防に関する注意喚起を各検疫所で実施するとともに、下記の事務連絡を発出しましたので、ご協力をお願いします。
▼春休み中の海外渡航者に対する感染症予防啓発について(協力依頼)事務連絡(2026年2月25日)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001661473.pdf
▼春休み中の海外渡航者に対する感染症予防啓発について(検疫所向け 2026年2月25日)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001661474.pdf
▼麻しんの国内外での報告増加に伴う注意喚起について (2026年2月13日)
https://www.mhlw.go.jp/content/001655886.pdf
出国前 https://www.mhlw.go.jp/content/001509124.pdf
帰国後 https://www.mhlw.go.jp/content/001509133.pdf
●食べ物や水を介した消化器系の感染症(腸管出血性大腸菌感染症、サルモネラ、カンピロバクター、A型肝炎、腸チフス等)
・食事は十分に火の通ったものを食べるようにし、生水・氷・カットフルーツの入ったものは避けましょう。また、A型肝炎は、国内で承認済みのワクチン接種で予防することができます。
・東南アジアでは春休みシーズンが雨季の地域もあります。こうした地域では、汚染された水で媒介される感染症(レプトスピラ症やE型肝炎、コレラ等)にも注意が必要です。
●蚊を介した感染症(デング熱、チクングニア熱、マラリア、黄熱等)
・病原体を媒介する蚊が生息する熱帯・亜熱帯地域では、できるだけ肌を露出せず、虫除け剤を使用する等、蚊に刺されないよう注意してください。
●動物を介した感染症(狂犬病、中東呼吸器症候群(MERS)等)
・動物は重篤な感染症の原因となる病原体を持っている可能性もあるので、むやみに近づかない、触れないようにしましょう。
・渡航先で狂犬病のおそれのある犬などに咬まれた場合には、すぐに傷口を石けんときれいな水でよく洗い、速やかに医療機関で傷の手当てと狂犬病ワクチンの接種等を受けてください。また、流行国に渡航する場合には事前に予防接種を受けることも検討してください。
●人から人に広がる感染力の強い感染症(麻しん、風しん、髄膜炎菌感染症等)
・せきや発熱、発疹等の症状がある方との濃厚接触は避けるようにしましょう。
・特に、現在、海外で流行が報告されている麻しんは、海外からの輸入症例も報告されており、注意が必要です。
●ダニを介した感染症(リケッチア症、ライム病、回帰熱、ダニ媒介脳炎、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)等)
・病原体を媒介するダニが生息する地域では、草むら、藪等に入る場合は、肌の露出を少なくし、虫除け剤も必要に応じて使用ください。
医療従事者の皆さまにおかれましては、海外渡航者への感染症に関する注意喚起にご協力をお願いします。
海外へ渡航される皆さまへ!(厚生労働省検疫所 FORTH)
https://www.forth.go.jp/news/20220722_00001.html
春休みの渡航者向けX投稿
【海外渡航前に確認!黄熱予防接種が必要な地域があります】
2026年2月16日(月)
https://x.com/MHLWitter/status/2023231898290679831
【感染症情報を「FORTH」で発信中】
2026年2月17日(火)
https://x.com/MHLWitter/status/2023593854067454439
【海外旅行を計画している皆さまへ】
2026年2月18日(水)
https://x.com/MHLWitter/status/2023955707989815527
【帰国時の体調に不安があるときは、検疫所へ】
2026年2月19日(木)
https://x.com/MHLWitter/status/2024318586609946688
