参照元URL:https://www.pref.ibaraki.jp/hokenfukushi/eiken/kikaku/measles2.html
更新日:2026年5月29日
はしか(麻しん)に注意しましょう
はしかとは?
はしかは、麻しんウイルスによる感染力が極めて強い感染症です。主な感染経路は空気感染で、感染予防にはワクチン接種が最も有効です。
- 症状:発熱、発疹、咳、鼻水、目の充血など(※)
- 感染経路:空気感染(飛沫核感染)、飛沫感染、接触感染
- 潜伏期間:7~14日間(最大21日間)
- 治療:特別な治療法はなく、対症療法
- 予防方法:ワクチン接種
※重症化すると肺炎や脳炎などを引き起こすことがあります。また、感染・回復後、数年から数十年後に「亜急性硬化性全脳炎(SSPE)」(外部サイトへリンク)という重い合併症を発症することがあるため、注意が必要です。
【参考】麻しん(国立健康危機管理研究機構)(外部サイトへリンク)
はしかの発生状況
国内の発生状況
直近10年間(2016年~2025年)の国内におけるはしかの報告数は、新型コロナウイルス感染症流行の影響により、2019年の744例をピークに減少傾向にありましたが、2023年以降、再び増加に転じています。
2026年第20週までの国内における報告数は498例と、2025年同時期(127例)の約4倍となっています(2026年5月20日時点)。海外からの輸入例が引き続き報告されており、それを契機とした国内感染例もみられています。また、国内では、学校や施設等、多くの人が集まる場所での感染事例に関する情報も見受けられています。

【参考】麻疹 発生動向調査(国立健康危機管理研究機構、感染症発生動向調査(IDWR))(外部サイトへリンク)
茨城県の発生状況
茨城県におけるはしかの報告数は、全国の傾向と同様に近年増加傾向にあり、2025年の年間報告数は22例と、直近10年間で最多となりました。2026年はこれまでに6例の報告がありました。国内外の流行状況を踏まえると、引き続き注意が必要な状況であります。
| 診断年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | 2026年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 報告数 | 1 | 1 | 3 | 17 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 22 | 6※ |
※2026年5月26日時点の速報値
海外の発生状況
現在、はしかは国内だけでなく海外でも流行している国が多くあるため、海外渡航の際は特に注意が必要です。海外渡航前に麻しん含有ワクチン接種歴や渡航先での流行状況を確認しましょう。また、帰国後は健康観察を行い、症状の出現に注意しましょう。

※1:2025年8月~2026年1月
※2:2025年2月~2026年1月
【参考】海外における感染症流行情報等(厚生労働省検疫所FORTH)(外部サイトへリンク)
はしかが疑われる症状が出現した場合は
発熱や発疹のある方と接触した1~2週間後や海外渡航後に、はしかが疑われる症状が出現した場合には注意が必要です。はしかは感染力が強いため、感染拡大を防ぐために下記へのご協力をお願いします。
- 医療機関を受診する際は、事前に医療機関に連絡のうえ受診ください
- 受診の際は、周囲の感染拡大を防止するためにマスクを着用し、公共交通機関の利用は避けてください
【参考】 麻しん(はしか)にご注意ください(厚生労働省)(外部サイトへリンク)
はしかを予防するために
はしかの予防に最も有効は方法は、麻しん含有ワクチン接種(以下ワクチン)であります。ワクチンを接種することによって、95%程度の人が麻しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。
また、2回のワクチン接種により十分な免疫が備わると、ウイルスの増殖を早い段階で抑えることで発症を防ぐことが期待できます。万が一、はしかに感染した場合でも、症状が軽くなるほか、肺炎や脳炎などの重症化のリスクを下げることが知られています。さらに、周囲への感染を広げるリスクの低減にもつながります。
はしかを予防するため、母子健康手帳でワクチン接種歴を確認し、未接種や接種歴が不明な場合は、ワクチン接種をご検討ください。
