【海外情報】 【海外感染症情報】アフリカ(エジプト)鳥インフルエンザ(平成23年4月06日)2011/05/02

各国別海外感染症情報

説明 情報源:WHO

地 域:アフリカ

 国 :エジプト

感染症:鳥インフルエンザ

病原体:H5N1型トリインフルエンザウイルス

内 容:

2011年4月6日、エジプト保健省は、新たに4例の鳥インフルエンザ(H5N1型)ヒト感染例を報告しました。

1例目はブハイラ県に住む1歳男児で、2月14日に発症しました。16日に入院しましたが回復し、22日に退院となっています。

2例目もブハイラ県に住む3歳女児で、3月10日に発症しました。12日に入院しましたが回復し、18日に退院となっています。この2例は同じ地区に住んでいますが、村は異なり、親類でもないとのことです。

3例目はアレクサンドリア県に住む34歳女性で、3月9日に発症しました。15日に入院し、現在治療中ですが状態は安定しているとのことです。

4例目はカフル・アッシャイフ県に住む30歳女性で、3月7日に発症しました。15日に入院しましたが回復し、27日に退院となっています。

感染源調査によりますと、全例が鳥インフルエンザが疑われる病禽や死禽との接触があったことが示唆されています。

これらの症例はWHOのグローバル・インフルエンザ・サーベイランス・ネットワークの国立インフルエンザセンターであるエジプト中央公衆衛生研究所で確定診断されました。

エジプトでは現在までに137例の感染が確認されており、うち45例が死亡しています。

(情報提供)

関西空港検疫所FORTH(海外旅行者のための感染症情報)

公開日:2011年05月02日

カテゴリー: 感染症