平成23年10月12日
救命救急センターの評価結果(平成23年度)について
1.評価の概要
救命救急センターの評価については、救急医療体制基本問題検討会報告書(平成9年12月)における「既存の救命救急センターを再評価し、その機能を強化する」との提言等を踏まえ、平成11年度から救命救急センター全体のレベルアップを図ることを目的として実施している。
平成22年度評価(平成21年度実績)から新たな方法で充実段階評価を実施している。(救命救急センターの新しい充実段階評価について(厚生労働省医政局指導課長通知 平成21年03月31日 医政指発第331001号)) [527KB]
http://www.mhlw.go.jp/topics/2011/10/dl/tp1012-1_1.pdf
具体的には、各救命救急センターからの診療体制や患者受入実績等に関する報告に基づき、「評価項目」と「是正を要する項目」に区分して点数化し、「是正を要する項目」の合計点数を基に、各施設の充実段階をA,B,Cに区分するものである。
是正を要する項目が2年間継続して22点以上の場合B評価、3年以上継続して22点以上の場合C評価となる。
評価結果は、救命救急センター運営事業費の補助額に反映させている。
なお、評価は、診療の体制面を中心に行っており、各救命救急センターの診療水準そのものを評価したものではない。
2.評価結果の概要
今回の評価は平成23年3月31日までに運営を開始した全国235ヶ所の救命救急センターを対象としている。各センターの評価結果は、資料1
http://www.mhlw.go.jp/topics/2011/10/dl/tp1012-1_2.pdf [155KB] のとおりである。(点数の詳細については資料2
http://www.mhlw.go.jp/topics/2011/10/dl/tp1012-1_3.pdf [212KB] のとおり)
前回より開始した新しい評価方法では、2カ年以上の実績により評価を行うこととしており、新評価方式導入後2年目となる今回はA評価又はB評価となる。
是正を要する項目が22点以上の救命救急センターは、今回は5ヶ所が該当し、うち、4ヶ所※は昨年度から継続して22点以上であったため、その結果としてA評価が231ヶ所、B評価が4ヶ所となった。
※ 前回は13ヶ所が22点以上であったが、うち9ヶ所については22年度中に状況が改善された。
詳細については、下記のページをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2011/10/tp1012-1.html
(参照先)
厚生労働省医政局指導課