【海外情報】 アジア(ベトナム)鳥インフルエンザ(平成24年2月8日)2012/03/02

各国別海外感染症情報

説明 情報源:WHO

地 域:アジア

 国 :ベトナム

感染症:鳥インフルエンザ

病原体:鳥インフルエンザ(H5N1)ウイルス

内 容:

2012年2月8日―ベトナム保健省は、鳥インフルエンザ(H5N1)ヒト感染例が確認されたことを報発表しました。患者はソクチャン省に住む26歳の妊婦で、1月23日に発症し25日に入院しました。27日にオセルタミビルを投与されましたが、28日に死亡しました。30日に、ホーチミンのパスツール研究所により患者の感染が確認されました。出生した新生児は、鳥インフルエンザウイルス(H5N1)検査陰性でした。この患者は、病気の家禽を屠殺して食べていたようです。パスツール研究所および地元の保健局が疫学調査し、サーベイランスを強化しているところです。濃厚接触者には予防薬が投与され、経過観察されていますが、これまでのところ発症者はいません。今回の患者はベトナムで121人目の鳥インフルエンザウイルスA(H5N1)感染例となります。これまでに61人が合併症により死亡しています。

(情報提供)

関西空港検疫所FORTH(海外旅行者のための感染症情報)

公開日:2012年03月02日

カテゴリー: 感染症