【海外情報】 アジア(バングラデシュ)鳥インフルエンザ(①2012/3/6、②2012/3/7)2012/04/02

各国別海外感染症情報

説明 情報源:WHO

地 域:アジア

 国 :バングラデシュ

感染症:鳥インフルエンザ

病原体:鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルス

内 容:

2012年3月2日、バングラデシュ保健家族福祉省は、同国で4例目となる鳥インフルエンザA(H5N1)ヒト感染例を報告しました。

患者はダッカ市に住む40歳の男性で、2月26日に生鳥市場監視システムで確認されました。この患者は咳を訴えていましたが、現在は回復しています。

疫学疾病対策研究所(IEDCR)とバングラデシュ国際下痢性疾患研究センター(ICDDR,B)によって確定診断されました。IEDCRとICDDR,Bは共同で、疫学調査と現状の監視を実施しています。

バングラデシュでは2008年に1例目の鳥インフルエンザA(H5N1)ヒト感染例の報告があり、2011年に2人の感染者が報告されています。

②2012年3月7日、バングラデシュ保健家族福祉省は、同国で新たに2名の高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)ヒト感染例を報告しました。2008年以降5例目および6例目となります。

患者は26歳と18歳の男性で、咳の症状を呈していましたが、いずれも回復しています。最近4例目の患者が報告されたと同様、これらの患者もダッカ市の生鳥市場監視システムで発見され、国立インフルエンザセンター等により感染が確認されました。

疫学疾病対策研究所(IEDCR)およびバングラデシュ国際下痢性疾患研究センター(ICDDR,B)の対策チームにより、疫学調査がおこなわれ、監視が続けられています。

(情報提供)

関西空港検疫所FORTH(海外旅行者のための感染症情報)

公開日:2012年04月02日

カテゴリー: 感染症