【保健所健康危機管理事例H23】
高校における結核集団感染事例
〔作成者〕
大阪府四條畷保健所
〔発生年月日〕
2011/3/23~不明
〔概要〕
H23.1から咳、発熱あり。近医受診し症状軽減するも、咳症状持続していた。H23.2発熱あり再診。インフルエンザの簡易検査で陽性判明、抗インフルエンザ薬で解熱。H23.3上旬咳症状悪化し、H23.3.23再診。胸部X線・CT所見上空洞を伴う病変を認めたため、専門病院紹介受診。肺結核(喀痰塗抹陽性)と診断受ける。
直後より同居家族、学校関係者等に接触者健診実施。学校関係者(部活動の仲間)より発病者1名確認(肺結核喀痰塗抹陽性)したため、健診範囲を拡大し接触者健診を実施した。発病者1名は初発患者とVNTR一致したため結核集団感染事例であることが確定された。
〔原因/端緒〕
高校生の肺結核発症
〔患者/死者/負傷者〕
発病:2名(うち1名は肺結核喀痰塗抹陽性)
感染:33名(LTBI23名)
〔症状/被害状況〕
【患者の概要】
病型:bⅡ3 喀痰塗抹3+
発病年月日:H23.1~咳症状あり
初診年月日:H23.1
診断年月日:H23.3.23