【管内情報】 【保健所健康危機管理事例H23】病因物質不明の集団食中毒(クドア疑い)⑤(広島市保健所)

【保健所健康危機管理事例H23】

病因物質不明の集団食中毒(クドア疑い)⑤

 

〔作成者〕
広島市保健所

 

〔発生年月日〕
2011/10/6~2011/10/7

 

〔概要〕
施設の拭き取り、従事者便、患者便の検査結果から黄色ブドウ球菌が検出されたが、それぞれ産生毒素型が異なり、菌量も多くなかったことから、病因物質は特定できなかった。発症した2家族に接点はなく、共通の食品は10月6日に当該施設で購入し、喫食したヒラメの刺身のみであった。

 

〔原因/端緒〕
10月7日に施設店長から「医療機関から、当店で加工販売したヒラメの刺身を食べた2家族5名が嘔吐、下痢等を発症しているという連絡があった。」旨の報告があり探知。調査の結果、患者らは10月6日の夕食で、当該施設で購入したヒラメの刺身を喫食し、同日21時から7日2時にかけて、腹痛、下痢、嘔吐等の食中毒様症状を呈していた。医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は当該施設で購入した食品のみであることから、この施設を原因とする集団食中毒事件と判断した。

 

〔患者/死者/負傷者〕
患者5名

 

〔症状/被害状況〕
症状:腹痛、下痢、嘔吐、吐き気、発熱等

公開日:2012年08月29日

カテゴリー: 食品安全