【保健所健康危機管理事例H23】
病因物質、原因食品不明の集団食中毒(クドア疑い)⑥
〔作成者〕
広島市保健所
〔発生年月日〕
2011/11/8~2011/11/9
〔概要〕
施設の拭き取り、従事者便、患者便の検査結果から共通の食中毒病因物質は検出されず、原因食品、病因物質は特定できなかった。なお、喫食メニューに刺身(ヒラメ、カンパチ、イカ、マグロ)が含まれていた。
〔原因/端緒〕
11月9日に市民から「安佐南区の飲食店を9名で利用し、うち6名が食中毒様症状を呈している。」旨の申し出があり探知。調査の結果、11月8日の夕食で安佐南区の飲食店を利用した9名中8名が同日22時から9日7時にかけて、発熱、下痢、頭痛、嘔吐等の食中毒様症状を呈していた。医療機関から食中毒患者の届出があり、患者の共通食は当該施設が提供した食事のみであることから、この施設を原因とする集団食中毒事件と判断した。
〔患者/死者/負傷者〕
患者8名
〔症状/被害状況〕
症状:発熱、下痢、頭痛、嘔吐、腹痛、吐き気等