【保健所健康危機管理事例H24】
埼玉県深谷市における弁当の食中毒事件
〔作成者〕
埼玉県熊谷保健所
〔発生年月日〕
2012/9/30~
〔概要〕
平成24年10月4日午後2時頃、埼玉県深谷市のT地区自治会長から熊谷保健所生活衛生・薬事担当に9月30日配布された弁当を摂食した者の中に、下痢症状を呈している複数名がいる旨の連絡があり、調査を開始した。調査の結果、当該飲食営業で製造された弁当を摂取した者で調査協力を得られた583名のうち264名(男133名、女131名)が、9月30日午後1時頃から下痢、腹痛等の症状を呈していること及び共通の食事が当該弁当のみであることが確認された。また発症者便から病原大腸菌O27、ウエルシュ菌が検出され、症状等がそれらの菌によるものと一致し、患者を診察した医師から食中毒患者届出票が提出された。また残品からも病原大腸菌O27が検出された。
〔原因/端緒〕
平成24年10月4日午後2時、F市のT地区自治会長から熊谷保健所に電話連絡が入った。
〔患者/死者/負傷者〕
患者数264名(男133名、女131名)
〔症状/被害状況〕
下痢、腹痛