【海外情報】 中国東部でH7N9型鳥インフルエンザの感染が拡大

【北京時事】

中国東部でH7N9型鳥インフルエンザの感染が拡大していることを受け、国家衛生・計画出産委員会で予防対策責任者を務める梁万年氏と世界保健機関(WHO)中国事務所のオリアリー代表は8日、北京で共同記者会見を開き、「人から人への感染の証拠はまだ発見されていない」とそろって強調した。

ただオリアリー代表は「感染源が確定できず、将来を予測できない」、梁氏も「予防対策は依然として不確定要素が存在する」と述べ、今後は予断を許さず、感染が広がる可能性を示唆した。

3月31日に上海市でH7N9型鳥インフルエンザに感染した2人が死亡したと発表されて以降、国家衛生委が記者会見したのは初めて。同委はWHOと共同会見を開くことで、双方が協力して予防対策や迅速な情報開示に努めていることを内外にアピールする狙いがある。(2013/04/08-19:47)時事通信社

公開日:2013年04月08日

カテゴリー: 感染症