【保健所健康危機管理事例H24】食中毒事件の発生について
〔作成者〕
さいたま市保健所 食品衛生課 髙橋亨
〔発生年月日〕
2013/3/24~2013/3/29
〔概要〕
平成25年3月25日、市外医療機関から「下痢症状で診察した患者からノロウイルスが検出された。患者は3月23日にさいたま市内の高校で開催された行事に保護者として参加して弁当を喫食しており、参加者約80名のうち複数人が同様の症状を呈している模様。」との通報があった。さいたま市保健所が調査した結果、3月23日から24日にかけて飲食店の利用者および飲食店の弁当を喫食した237名中55名が、嘔吐・下痢等の症状を呈していたことが判明した。調査結果に基づき、飲食店で提供された食事を原因とし、ノロウイルスが病因物質である食中毒事件と断定し、飲食店を3日間の営業停止処分とした。
〔原因/端緒〕
平成25年3月25日、市外医療機関から「下痢症状で診察した患者からノロウイルスが検出された。患者は3月23日にさいたま市内の高校で開催された行事に保護者として参加して弁当を喫食しており、参加者約80名のうち複数人が同様の症状を呈している模様。」との通報があった。
〔患者/死者/負傷者〕
発症者55名
〔症状/被害状況〕
嘔吐、下痢