日中食品安全推進イニシアチブに基づく実務者レベル協議の概要について
本日開催した、日中食品安全推進イニシアチブに基づく実務者レベル協議の概要について、次のとおりお知らせします。
<出席者>
中国側:中国国家質量監督検験検疫総局(以下AQSIQ)、外交部、商務部
日本側:厚生労働省、外務省
<協議の概要>
1.事実関係の確認
(1)中国側から、使用期限切れ鶏肉等を加工した食品の製造が問題となった企業の施設は、問題が発覚した後、7月21日から、中国政府管理当局により製造停止及び輸出停止措置が取られ、疑いのある製品については、当該企業により回収措置が取られている旨説明。
(2)また、対日輸出食品は、AQSIQによる厳格な管理が行われており、8月5日現在までの上海出入境検験検疫局(AQSIQの下部組織)による調査によれば、これまでのところ対日輸出された食品に問題はない旨説明。
(3)日本側から、今回の事案に係る対日輸出された食品に関する調査を早期に終了し、具体的な根拠とともに結果を報告するよう要請。
2.中国国内及び輸出に係る食品の安全性確保
(1)食品の安全性確保について、中国側から、現在、「中華人民共和国食品安全法」の改正案が提示されており、今後、食品の安全性確保に係る措置の更なる強化がなされる予定である旨説明。
(2)輸出に係る食品の安全性確保について、中国側から、輸出食品は、原料の生産から輸出に至る一連の施設の登録管理が行われ、輸出前にも検査が行われる等、AQSIQにより、輸出相手国の基準に適合するよう管理が行われている旨説明。
(3)日本側から、中国国内及び輸出食品の衛生対策に係る関係機関の連携の下で、最終的な調査結果を踏まえ、効果的かつ実効性のある再発防止策を講じるよう要請。また、引き続き我が国に輸出する食品の安全性を確保するよう要請。
詳細については以下を参照してください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000053201.html
(参照先)
厚生労働省医薬食品局食品安全部