No.1174 ひょうたんのククルビタシンによる有症苦情

[ 概要報告 ]
分野:自然毒等による食中毒

衛研名:横浜市衛生研究所

時期年月:2004/07/29

地域:横浜市旭区

概要:
平成16年7月29日、旭区の自宅で栽培したひょうたん(千成ひょうたん)を糠漬けにして、1名が食べたところ苦く、食後、30分後に嘔吐、下痢を呈し、医療機関に受信した。残品及び生のひょうたんをLC/MSで検査したところ、苦味成分であるククルビタシンB及びDが検出され、原因物質はこれらによると推定した。なお、本件は医師から食中毒の診定がなされなかったため、有症苦情として取り扱った。