No.1440 輸入発泡性リキュールの消毒剤成分混入の事例

[ 概要報告 ]
分野:化学物質による食品汚染 

衛研名:京都府保健環境研究所 

時期年月:2008/11/08

地域:京都府宇治市 

概要:
缶入り輸入リキュール(発泡性)を飲んだ住民が、いつもと違う強い苦みを感じ、保健所に持ち込んだ。苦情品は消えにくい泡が残り、界面活性剤の混入が疑われた。メチレンブルー法は妨害があり適用不可。HPLC法で陰イオン界面活性剤不検出だったが、UVスペクトルから塩化ベンザルコニウムが示唆され、確認の結果、570μg/ml検出された。健康被害なかったが、被害が起きうる濃度。同種苦情なく、混入原因等不明。