No.15002 馬刺しを原因食品とした腸管出血性大腸菌O157による食中毒事件

[ 概要報告 ]
分野名:細菌性食中毒

衛研名:福島県衛生研究所

登録日:2016/05/17

最終更新日:2016/05/17

事例発生日:2014年3月28日~2014年4月
報告日現在継続中

事例終息日:

キーワード:馬刺し、腸管出血性大腸菌O157

原因物質:腸管出血性大腸菌O157

患者被害報告数:88名

死亡者数:0名

発生地域:福島県、新潟県、山形県、東京等他7県

概要:
2014年3月から4月にかけて、本県の馬刺し加工会社で加工された馬刺しを原因食品とする食中毒事件が発生した。患者は本県を含め11都県、88人におよび、本県において喫食者28名、接触者4名及び馬刺し3検体から腸管出血性大腸菌O157(VT1+,VT2+)が分離された。馬刺し加工会社では4月6日より、当該食品と同一ロットの自主回収を始め、管轄保健所による当該施設の調査指導をおこなった。その後の継続的な指導により、衛生管理が徹底され検査結果が良好であることが確認されたため、5月初旬より営業を再開した。(詳細は、IASR 2015年5月号に掲載)