No.15022 小屋解体時の異臭発生事例

[ 概要報告 ] 分野名:その他

衛研名:栃木県保健環境センター

登録日:2016/05/17

最終更新日:2016/05/17

事例発生日:2014年8月18日~2014年8月18日

事例終息日:

キーワード:解体作業中、白い粉末、漬物桶内残置物、塩素ガス、O-トリジン法

原因物質:次亜塩素酸カルシウム(推定)

患者被害報告数:1名 (疑い)

死亡者数:0名

発生地域:栃木県鹿沼市

概要:
平成26年8月18日に鹿沼市内の住宅にて異臭発生があった。住民からの通報で警察消防が出動し、塩素ガスが異臭原因物質と判断された。発生原因は不明であったが、住民1名が喉の痛みを訴えた。異臭は物置小屋の解体現場で発生し漬物桶に残置された液を周辺にまいたところ放置されていた木片に接触しガスが発生したとの情報があった。木片に硫酸を添加したところ黄色のガスが発生した。O-トリジンを含浸させた試験紙を作成し、先のガスの呈色から塩素であることが判明した。木片付近に白い粉末があったとの証言から、白い粉末がpHの低い漬物残置物と接触し塩素を発生したと考えられ、発生元は過去に材木業を営んでいたことから白い粉末は木材漂白用の次亜塩素酸カルシウムと推定した。