参照元URL : https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000109899.html
2016年1月21日作成
2016年10月4日更新(問14)
【一般の方向け】
問14 日本国内でジカウイルスに感染する可能性はあるのでしょうか?
答 日本にはジカウイルスの媒介蚊であるヒトスジシマカがほとんどの地域(北海道を除く本州以南の地域)に生息しています。このことから、仮に流行地域でウイルスに感染した発症期の人(日本人帰国者ないしは外国人旅行者)が国内で蚊にさされ、その蚊がたまたま他者を吸血した場合に、感染する可能性は低いながらもあり得ます。
ただし、仮にそのようなことが起きたとしても、成虫は冬を越えて生息できず、限定された場 所での一過性の感染と考えられます。(ヒトスジシマカは卵で越冬しますが、ウイルスがその卵の中で越冬するという報告はありません。)
なお、ヒトスジシマカは、日中、野外での活動性が高く、活動範囲は50〜100メートル程度です。国内の活動時期は概ね5月中旬〜10月下旬頃までです。