【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.295(2017年04月28日)
海外には麻しん・風しんや、動物や昆虫(蚊・ダニなど)が媒介する感染症 など、日本ではまれな感染症が流行していることがあります。これから海外 へ渡航される患者さんに対しては、帰国時に発熱や咳、下痢、具合が悪いな ど体調に不安がある場合に、検疫官に相談していただくことが大切です。
ただし、感染症には、潜伏期間が数日から1週間以上と長いものもあり、 帰国後しばらくしてから具合が悪くなることがあります。
初診患者さんに対しては海外渡航の有無を問診するように注意してくださ い。渡航歴がある場合、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での活動内容、動物との接触の有無、ワクチン接種歴などについても確認してください。
また、帰国後の体調不良時に医療機関を受診する場合に、これらの情報を医師につたえるよう、予め患者さんに伝えておくことも重要です。
厚生労働省ではWEBサイトを通じて、GWに海外へ渡航される方に、海外での感染症の防止や帰国後に注意すべきことなどの情報を提供しています。
ぜひご覧ください。
<ゴールデンウィークにおける海外での感染症予防について>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/travel-kansenshou.html
<FORTH海外で健康に過ごすために>
http://www.forth.go.jp/