参照元URL : https://www.mhlw.go.jp/haishin/u/l?p=l2qkE3dI2zOIEq8FY
平成30年12月21日 |
報道関係者 各位
食品中の放射性物質の調査結果(平成30年2~3月調査分)
~放射線量は基準値の設定根拠である年間線量1ミリシーベルトの1%以下~
厚生労働省は、国立医薬品食品衛生研究所に委託して、平成30年2月から3月に、全国15地域で、実際に流通する食品を購入し、食品中の放射性セシウムから受ける年間放射線量を推定しました。
調査の結果、食品中の放射性セシウムから、人が1年間に受ける放射線量は、0.0005~0.0011ミリシーベルト/年と推定され、これは現行基準値の設定根拠である年間上限線量1ミリシーベルト/年の1%以下であり、極めて小さいことが確かめられました。
なお、放射性セシウム(Cs-134とCs-137の合計)濃度が0.5Bq/kg以上となった試料については、放射性ストロンチウム(Sr-90)及びプルトニウム(Pu-238、Pu-239+240)も調査することとしています。
今回、調査対象となる放射性セシウム濃度が0.5Bq/kg以上の試料はありませんでした。
厚生労働省では、今後も継続的に同様の調査を行い、食品の安全性の検証に努めていきます。
参考: 東京電力福島第一原発の事故に由来して、食品中の放射性物質から長期的に受ける線量の大半は、
放射性セシウムによるものとされています。