◆コンゴ民主共和国でエボラ出血熱が発生しています

【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.386(2019年05月10日)

厚生労働省では、検疫や国内での対応強化のため注意喚起を行っています。エボラ出血熱の発生地域であるコンゴ民主共和国(北キブ州)から帰国された方は、検疫官に申告するようにしてください。
2018年8月1日(現地時間)、世界保健機関(WHO)及びコンゴ民主共和国(旧ザイール)保健省は、同国北東部の北キブ州において、エボラ出血熱が発生したことを発表しました。2019年5月5日までに1045名の死亡例を含む、1572例の患者(確定1506例、疑い66例)が報告されています。2018年8月8日に高リスク群に対してのワクチン接種が始まり、2019年4月14日までに111,920名がワクチンの接種を受けました。
2019年4月12日、今回のエボラ出血熱の流行に関する緊急委員会がWHOで開催されました。現段階では「国際的に懸念される公衆衛生上の危機(PHEIC)」ではない、との見解が示されました。
今回の発生地域では、反政府勢力による非人道的行為が行われており、以前より外務省から退避勧告が出されています。2019年4月18日、武装勢力による病院襲撃により、WHO職員に死傷者が出ました。

<エボラ出血熱について>
サイト内リンク https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708.html

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公開日:2019年05月13日

カテゴリー: 感染症