麻しん(はしか)患者の発生について(令和元年7月23日提供)ー茨城県

参照元URL : http://www.pref.ibaraki.jp/hokenfukushi/yobo/kiki/yobo/kansen/idwr/press/20190723-mashin.html

麻しん(はしか)患者の発生について(令和元年7月23日提供)

7月22日,筑西市内の医療機関(病院)から筑西保健所へ麻しん患者の届出(臨床診断)があり,県衛生研究所で検査を実施したところ,麻しん陽性と確定しました。

筑西保健所では,患者に対する疫学調査及び接触者の健康調査を行うなど,感染拡大防止の対応に努めております。

なお,当該患者は,現在,自宅療養中で快方にむかっております。

PDF令和元年7月23日報道機関提供資料(PDF:254KB)

 

県からのお願い

県民の皆様へ

麻しんは,有効な治療方法がなく,予防する唯一の手段はワクチン接種です。

麻しんの定期予防接種(第1期:1歳児,第2期:小学校就学前の1年間)をまだ受けていないお子さんは,かかりつけ医に相談し,早めに予防接種を受けましょう。

また,麻しんを発症すると,多数の者に感染を引き起こしてしまう可能性が高い,医療関係者,児童福祉施設等の職員,学校等の職員等で,麻しんに未罹患であり,かつ,麻しんの予防接種を2回接種していない方は,予防接種を受けましょう。

症状から麻しんが疑われる場合,必ず事前に保健所に連絡のうえ,保健所の指示に従って医療機関を受診してください。受診の際は,周囲の方へ感染させないよう公共交通機関等の利用を避けてください。

また,麻しんにかかった(検査で診断された)ことがない方が海外渡航する時には,渡航先の流行状況を確認するとともに,麻しんの予防接種歴を確認し,2回接種していない場合,又は接種既往が不明の場合には予防接種を受けることをおすすめします。

医療機関の皆様へ

発熱や発疹を呈する患者が受診した際は,麻しんの予防接種歴の確認等,麻しんの発生を意識した診療を行うとともに,臨床症状等から麻しんと診断した場合には,速やかに保健所に届出をお願いします。

また,患者(疑い含む)は個室管理を行う等,麻しんの感染力の強さを踏まえた院内感染対策の実施についても併せてお願いいたします。