【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.395(2019年09月13日)
厚生労働省では、毎年、9月24日?30日の結核予防週間に、広く国民の皆様に、結核についての理解を深めていただく期間としています。
結核は、患者数及び罹患率(人口あたりの新規結核患者数)は順調に減少しているものの、今でも年間15,000人以上の新しい患者が発生し、約2,000人が命を落としている日本の主要な感染症です。
結核の症状には特徴的なものはなく、咳、痰、微熱や倦怠感など、私たちが日常的に経験する「風邪」の症状とよく似ています。異なるのはそれらの症状が長引くことです。
啓発ポスターでは、せっかく病院に行ったのに、症状を上手に医師に伝えられず、結核が進行して入院することになった患者と、症状の聞き取りが不十分だったため、いつもの「風邪」だと思って必要な検査をしなかった医師の心境を描いています。病院を受診した時にいつもの「風邪」と違うところを医師に伝える、医師は受診した方のいつもの「風邪」の症状とは異なるところを聞き出す、それによって結核の可能性を考慮して、早期診断につなげていただきたいとの考えから「あのとき、○○していれば・・・」を本年の結核予防週間の標語としました。
9月24日~30日の結核予防週間を機に、ポスター・リーフレットをご活用くださいますようお願いします。
<啓発ポスター>
https://www.mhlw.go.jp/content/_A2_poster_ol_tonbonashi_s.pdf
<啓発リーフレット>
https://www.mhlw.go.jp/content/000544647.pdf
<結核(BCGワクチン)>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou03/