【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.438(2021年5月14日)
2021年2月7日に発生が発表されたコンゴ民主共和国における第12回目のエボラ出血熱の流行は、2021年5月3日、同国保健省によって終息宣言がなされました。この終息宣言は、最後の確定例が2度目の検査陰性を確認した後、エボラ出血熱の最大潜伏期間の2倍である42日間が経過したことを受けて行われたものです。流行開始から終息宣言までの間に、11名の確定例と1名の疑い例が報告され、死亡者は6名でした。同国では終息宣言後も90日間、監視体制を強化することとしています。