エジプトでは今年5月以来となるH5N1型高病原性鳥インフルエンザウイルス感染患者を確認した。その患者はナイル三角地帯のGharbiya自治区の39歳の女性で、9月30日に発症し、10月4日に入院した。その後、肺炎も発症したが現在様態は落ち着いている。患者は、最近家で、病気に罹り死んだアヒルを含むグループの十数羽を食肉用に処理したり、羽をむしるなどの作業をしていた。エジプトでは2006年9月に自宅の庭で飼っている家禽での高病原性鳥インフルエンザの再流行が報告されている。前回のヒトへの感染は2006年3月下旬から5月にかけて発生した。
記事提供者:関西空港検疫所