宮崎県におけるレプトスピラ症集団発生事例に対して、国立感染症研究所実地疫学専門家養成コース(FETP)から研修員が派遣され、実地疫学調査に対する協力が行われた。
派遣依頼元: 宮崎県保健福祉部
派遣の根拠:感染症危機管理人材養成事業における実地疫学調査協力に関する実施要領(平成12年2月17日発)に基づく
事件の概要:
平成18年8月~9月にかけて、宮崎県延岡および高千穂保健所管内(宮崎県北部五ヶ瀬川流域を中心に)で8例(主として高齢者・農業従事者。腎不全を呈する重症例も確認。)のレプトスピラ症が報告された。さらに、ペット動物のレプトスピラ症も確認され、事例の広域拡大化も懸念されている。環境・動物に対する調査も含めて、感染源・感染経路についての調査が予定されている。
FETP協力事項:
●事例の全体像の把握
●感染源・感染経路の特定
●行政対応についての提言