10月5日に保健省によりコートボジワールのKorhogoとOuaragahioで黄熱患者が発生したことが報告された。患者はKorhogoが30歳の男性で、Ouaragahioが16歳の女性であり、コートボジワールのAbidjanのパスツール研究所とセネガルのダカールのパスツール研究所でエライザにより抗体(IgM)の上昇が確認された。現在のところ死亡報告はないが、保健省はWHOの協力でウイルス学、疫学、昆虫学の専門家チームを両地区に調査のため派遣した。その結果、監視強化と現地でのワクチン実施が予定されることとなった。保健省は国際的な機関に大規模なワクチン接種にかかる資金と国際配給機関International Coordinating Group(ICG)へ黄熱ワクチンの供給を依頼している。
記事提供者:関西空港検疫所