〔作成者〕佐賀県杵藤保健福祉事務所
〔発生年月日〕2004/10/1
〔概要〕18歳の男子高校生が肺結核を発症し、医療機関を受診するも診断までに8ヶ月を要した。定期外検診を500人に実施し、患者の高校での接触者から発病者3名、予防内服9名。家族検診で兄の発病が判明、通院していた歯科医院の歯科衛生士2名とバイト先の上司同僚2名が予防内服。
〔原因/端緒〕結核菌(ガフキー9号)
〔患者/死者/負傷者〕初発患者:男子高校生、検診対象者のべ500名、発病者4名、予防内服13名
〔症状/被害状況〕咳 痰 発熱
※当該事例に関する追加報告あり(PDFファイル)
関係機関との連携が十分とれたため、卒業後の健診の周知や勧奨もできたケース。生徒・保護者・教職員についても説明会や個別面接等で健診の意義、不安の解消を行い、健診手帳の作成を行い、健診結果の記入だけではなく、健康管理等の必要性の理解を図ることができた。