〔作成者〕江東区保健所
〔発生年月日〕2005/12/30
〔概要〕4歳女児が父に足を持って振り回され、たんすの角に頭を打ち付けられ3日後に硬膜下血腫により死亡。家族は父(30歳)、母(34歳)、兄(小4、前夫の子)、本人、妹(2歳5ヶ月)、妹(1歳1ヶ月)。1歳半検診で言葉の遅れもやや見られ、他の子に対する虐待疑いにため児童相談所から連絡は受けており、児童相談所が中心となり保護や観察を行っていた。保健所は本人及び妹に対しての健診やことばの発達相談を行っていた。また兄の問題行動で家庭訪問を行っていた。死亡した児以外の子への虐待もあった。父は傷害致死罪にて懲役7年の実刑判決。母と子3人は転居。児童相談所と保健所、教育、保育園等子の家族を取り巻く関係者のもう少し踏み込んだ連携で総合的に支援体制が必要であった。
〔原因/端緒〕身体的虐待
〔患者/死者/負傷者〕1名死亡
〔症状/被害状況〕硬膜下血腫