【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】ノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生(大阪府)

〔作成者〕大阪市保健所
〔発生年月日〕2004/5/x
〔概要〕医院から、同じ幼稚園(園児数310名)の園児約40名が食中毒様症状で受診したとの届出あり。主症状は嘔吐、下痢、発熱。食中毒疑いで調査を開始したが、感染症の疑いもあるため合同調査となる。患者数は保育士6名を含む95名。患者よりノロウイルス検出。給食従事者の検便はノロウイルス陰性、保存食・調理場ふき取り結果は食中毒菌陰性。給食は姉妹園の給食場で調理されたものが搬送されており、姉妹園の園児494名には異常はなかった。以上から、本件はノロウイルスによる感染性胃腸炎と断定した。トイレ、嘔吐場所、送迎用バス等の塩素系消毒薬による消毒実施指導。
〔原因/端緒〕ノロウイルス
〔患者/死者/負傷者〕疑い患者95名
〔症状/被害状況〕嘔吐 発熱 下痢

公開日:2007年08月20日

カテゴリー: 感染症