【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】管内旅館で発生したノロウイルス食中毒の対応について(秋田県)

〔作成者〕秋田県大仙保健所
〔発生年月日〕2005/3/10
〔概要〕平成17年3月10日から3月11日にかけて嘔吐下痢を訴える宿泊者が増え、通常に比べかなり多かったため各部屋の健康確認を行ったところ約30名の発症者が確認された。(当該施設は何らかの既往症のある利用者が多く、常時数名は体調不良を訴えている。)3月15日患者及び調理従事者の便からノロウイルスが検出された。その後保健所の聞き取り調査で発症者100名(検便51名中NV陽性38名)となった。通報時点の聞き取りでノロウイルスが疑われたため、二次感染予防の指示を施設側に行い、その後の急激な患者数の増加は見られなかった。
〔原因/端緒〕ノロウイルス(施設の食事)
〔患者/死者/負傷者〕発症者100名(ノロウイルス陽性38名)
〔症状/被害状況〕嘔吐 下痢 腹痛 発熱