【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】ババロアによる食中毒(北海道/札幌市)

〔作成者〕札幌市保健所
〔発生年月日〕2001/8/24
〔概要〕平成13年8月27日、清田区内の医療機関から「職員及び入院者等が食中毒様症状を呈しており、原因の一つとして病院の給食が疑われる」と届出があった。調査したところ、患者は職員・入院者・通所者・調理人・職員用保育園の園児等の92名で、患者及び調理人の便22検体からサルモネラ・エンテリティディスが検出され、患者の症状も一致する。また、患者の共通食が病院給食のうちババロアに限定されることから、本件は当該施設が提供したババロアを原因食品とし、サルモネラ・エンテリティディスを原因物質とする食中毒と判断した。
〔原因/端緒〕サルモネラ・エンテリティディス(病院の給食)
〔患者/死者/負傷者〕喫食者205名 うち発症者92名
〔症状/被害状況〕下痢 発熱 腹痛 嘔気 嘔吐