【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】ノロウイルスによる食中毒

〔作成者〕札幌市保健所
〔発生年月日〕2003/1/22
〔概要〕平成15年1月23日、市内の医療機関から下痢、嘔吐、発熱等の症状を呈している患者15名を診察したとの届出があった。調査したところ、患者は北区内の仕出屋が1月21日に製造した弁当を喫食していた。また、1月25日から26日に当該施設が調理提供した仕出し料理や弁当を喫食した他の7グループにも患者がいることが判明した。患者便11検体及び調理従事者の便3検体からノロウイルスが検出され、患者の症状も一致する。また、患者の共通食が当該施設で調理提供した弁当であることから、本件は当該施設が提供した食品が原因食品の、ノロウイルスを病因物質とする食中毒と判断した。
〔原因/端緒〕ノロウイルス(飲食店(仕出屋)が提供した弁当)
〔患者/死者/負傷者〕喫食者178名 うち発症者88名
〔症状/被害状況〕下痢 嘔吐 嘔気 発熱 腹痛 悪寒 倦怠感

公開日:2007年08月21日

カテゴリー: 食品安全