【管内情報】 【保健所健康危機管理事例】ホテルで提供した食品による食中毒(北海道)

〔作成者〕札幌市保健所
〔発生年月日〕2004/11/20
〔概要〕平成16年11月22日、市外の医療機関から11月20日に中央区内のホテルで行われた結婚披露宴の参加者10名が食中毒様症状を呈している旨の届出があった。調査したところ、11月20日から22日に当該施設で行われた宴会に参加した8団体に患者がいることが判明、11月21日に当該施設で製造したケーキバイキングやロースとビーフなどを喫食した人にも患者がいることが判明した。患者便23検体及び調理従事者の便5検体からノロウイルスが検出され、患者の共通食は11月20日から22日において当該施設で提供された食品のみで患者の症状及び潜伏時間等から判断して、当該施設が提供した食品を原因とするノロウイルスによる食中毒と断定した。
〔原因/端緒〕ノロウイルス(ホテルが提供した食品(ケーキバイキング、ローストビーフ)
〔患者/死者/負傷者〕喫食者数不明 うち発症者175名
〔症状/被害状況〕腹痛 嘔気 発熱 嘔吐 悪寒 下痢 倦怠感