インドネシア保健省は高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)の新なヒト感染例を発表した。患者はバリ州の29歳女性で、8月3日に発症、同7日に入院したが12日に死亡している。感染原因は病鳥や死鳥への接触が示唆されている。彼女の5歳の娘は7月26日に呼吸器症状で発症し、30日に入院したが、鳥インフルエンザを疑われることなく8月3日に地域の医療機関で死亡している。娘は発症前に病鳥や死鳥との接触があった。家族全員および確定例である母親に接触した医療関係者は、母親との最後の接触から10日間健康監視されることになっている。インドネシアでは現在まで103名の患者のうち82名が死亡したことになる。
情報提供:WHO