【管内情報】 【保健所健康危機管理事例H18】幼稚園における集団食中毒事例

〔作成者〕大阪府茨木保健所
〔発生年月日〕2006/07/20
〔概要〕調査の結果、原因と推定した7/12の給食には肉・卵などサルモネラを持ち込むような食材がなく、調理状況からも加熱済みメニューが多く、唯一みかんゼリーが寒天を加熱後に常温のミカン缶詰を加えていることが判明した。また、みかんを加える際に使用した柄杓が前日にいり卵を作る際に使用されていた。さいばしも同様であり、このみかんゼリーが原因食品となりえると判明した。
〔原因/端緒〕幼稚園給食におけるサルモネラ菌食中毒:医療機関より3名のサルモネラ菌を検出したが全員が同じ幼稚園に通っている旨の届出があり。
〔患者/死者/負傷者〕摂食者549名中、患者数265名(死者0・幼児254名・成人11名)
〔症状/被害状況〕症状別人数 腹痛215名 下痢245名 嘔吐60名発熱226名 頭痛80名 倦怠感123名 痙攣4名 など発病までの平均時間66.4時間

公開日:2007年10月16日

カテゴリー: 食品安全