【疫学情報】 FETP疫学調査協力:静岡県藤枝市の医療施設における呼吸器症候群集団発生事例 2008/04/09

実地疫学専門家養成コース(FETP)運営委員会
厚生科学課 神ノ田補佐
結核感染症課 三宅補佐

静岡県藤枝市の医療施設における呼吸器症候群集団発生事例に対して、感染症危機管理人材養成事業における実地疫学調査協力に関する実施要領(平成12年2月17日発)に基づき、実地疫学専門家養成コース(FETP)から研修員を派遣することになりましたので、ご報告いたします。

事件の概要:
平成20年2月下旬~3月中旬に静岡県藤枝市の医療施設(病床数150前後)において、呼吸器症候群を呈する症例が50例以上確認された。重症例7例のうち4例は死亡している。病原体診断は確定され
ておらず、様々な実験室診断が実施中である。病原体診断および事例の現状を送球に確認する必要があると考えられる。

派遣依頼元:静岡県中部保健所

FETP協力事項:
事例の全体像の把握
感染源・感染経路の特定
病原体診断のための連携
行政対応についての提言

FETP派遣要員:
杉下由行 (FETP9期生)
池田雄史 (FETP9期生)
砂川富正 (FETPコーディネーター)
調査日程:平成20年4月7日より
調査場所:静岡県藤枝市

公開日:2008年04月09日

カテゴリー: 感染症