「今、何の病気が流行しているか!」の情報提供について(令和3年第26週)-川崎市

参照元URL : https://www.city.kawasaki.jp/templates/press/350/0000130619.html

「今、何の病気が流行しているか!」の情報提供について(令和3年第26週)

2021年7月7日

発表日

令和3年(2021年)7月7日

概要

 市内の定点医療機関から提供された感染症の患者発生情報をもとに市民提供情報である「今、何の病気が流行しているか!」(令和3年第26週)を作成しましたのでお知らせします。

報道発表資料

第26週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)RSウイルス感染症 2)感染性胃腸炎 3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎・突発性発しんでした。
RSウイルス感染症の定点当たり患者報告数は7.49人と前週(8.54人)から横ばいで、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は3.68人と前週(4.05人)から横ばいで、例年並みのレベルで推移しています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は0.35人と前週(0.49人)から横ばいで、例年より低いレベルで推移しています。
突発性発しんの定点当たり患者報告数は0.35人と前週(0.51人)から減少し、例年より低いレベルで推移しています。

今週のトピックス
“例年より増加しています!~腸管出血性大腸菌感染症~”について取り上げました。
腸管出血性大腸菌感染症は、強い毒素を産生する大腸菌を原因とし、激しい腹痛、頻回の水様性下痢や血便などの消化器症状を引き起こす感染症です。特に、小児や高齢者は溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などの重症な合併症を起こすこともあるため、感染した場合には注意が必要です。
川崎市においては、例年より早い5月下旬から報告数が増加し、令和3年第26週(6月28日~7月4日)までに計17件の報告となり、過去5年間と比べて最多となっています。
例年、6月~9月にかけて気温の上昇とともに報告数が増加するため、食品の適切な取扱いや手洗いなどの予防対策を徹底しましょう。

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