【管内情報】 【保健所健康危機管理事例H20】硫化水素ガス自殺による二次被害(滋賀県)(※詳細情報あり)

〔作成者〕滋賀県甲賀保健所
〔発生年月日〕発生 2008/4/24 終息2008/4/30
〔概要〕県、市、警察、消防による健康危機管理調整会議を開催し、情報を共有するとともに、二次被害防止および自殺予防のため、各市の広報媒体を通じて住民への啓発を行うこととし、啓発資料の原案を作成した。併せて、医師会へ情報提供を行い、薬剤師会へはイオウを含む入浴剤とトイレ洗浄剤の販売について注意喚起した。
〔原因/端緒〕消防より、「ビジネスホテルの客室から異臭がし、男性客が倒れているのをホテル従業員が発見したとの119番通報を受け、駆けつけた救急隊員から複数の従業員に気分の不快等の訴えがある。」との一報が入った。
〔患者/死者/負傷者〕ホテル従業員16名がのどに痛みや気分の悪さを訴え、内9名が救急搬送され、4名が入院した。
異臭を発生させた男性は搬送先病院で死亡が確認された。
〔症状/被害状況〕16名がのどの痛みや気分が悪さを訴えたが、いずれも軽症で入院した4名も翌日には退院した。