【管内情報】 【保健所健康危機管理事例H19】腸管出血性大腸菌感染症の集団発生について(大阪府)

〔作成者〕大阪市保健所
〔発生年月日〕2007/8/1
〔概要〕平成19年8月1日O157によるHUSで3歳女児入院していると北区内医療機関より北区保健福祉センターへ連絡有り。疫学調査の結果、北区内のA保育施設に通園していることが判明したため、保育施設での健康調査を実施。同医療機関より同保育施設で同疾患園児の発生届が提出されたため、対象を全園児全職員に検便拡大。8月6日に初発児の死亡が報告された。同日、大阪市より記者発表。別に、保育施設も記者発表を実施。検便陽性園児及び家族が他の3か所の保育施設に通っていたため、当該施設も健康調査実施。A保育施設については、保育施設の所管部局を中心に感染症対策担当、食品衛生担当と合同で立ち入り調査指導を実施。A保育施設とB保育施設の検便結果について、遺伝子検索を実施したところ、遺伝子が異なることが判明した。
〔原因/端緒〕腸管出血性大腸菌(O157VT2)
〔患者/死者/負傷者〕
A保育所患者9名(園児7名家族2名)・死亡1名
B保育所患者9名(園児3名家族6名)C・D 保育所患者0名
〔症状/被害状況〕発熱、下痢、血便、腹痛、HUS

公開日:2008年07月16日

カテゴリー: 感染症