韓国におけるダイオキシン検出事例を踏まえた
チリ産豚肉の取扱いについて
チリ産豚肉について、下記の対応をとることとしたので、お知らせします。
１ 先般、韓国においてチリ産豚肉から韓国の基準値を超えるダイオキシン検出事例が２件確認されたことが公表され、チリ政府に対し原因究明及び対策等の関連情報について報告を求めてきたところ、今般、チリ政府よりダイオキシン検出事例には６農場が関係しており、当該６農場から出荷された豚肉への輸出証明書の発給を停止した旨の報告がありました。
（参考１）韓国でのチリ産豚肉の検査結果
検出値：3.9pgTEQ/g、5.4pgTEQ/g（いずれも脂肪中濃度、pgは10億分の1g）
※仮に当該豚肉がわが国で流通した場合であっても、通常の食生活において、わが国において設定されている耐容１日摂取量(食品の消費に伴い摂取される汚染物質に対して人が許容できる1日当たりの摂取量TDI: 4pgTEQ/kg/day)を超えないと考えられる。
２ このため、本日より、(1)韓国におけるダイオキシン検出事例に関連する上記６農場で生産された豚肉の輸入を中止するよう輸入者に指導するとともに、(2)６農場以外で生産された豚肉については、チリ政府の調査ではダイオキシン検出事例との関連はないとしていますが、念のための措置として、ダイオキシン類についてモニタリング検査を実施することとしました。
上記措置の対象は、現在輸入手続を保留している７月４日以降の輸入分となります。
また、既に輸入されたチリ産豚肉については、韓国での検出事例に関連する６農場で生産された豚肉の販売を行わないよう指導しています。
３ 本対応については、今後のチリ政府からの報告を踏まえて、見直すこととしています。
（参考２）韓国におけるダイオキシン検出事例に関する６農場
農場番号：07.3.08.0070
法人登録名称：Agricola Santa Anita Limitada
一般名称：Santa Anita
農場番号：06.1.13.0012
法人登録名称：Porcinos de Chile S.A.
一般名称：Santa Clotilde
農場番号：06.1.01.0013
法人登録名称：Tomas Garcia Kohler
一般名称：Hijuelas s/n Las Casas
農場番号：06.1.01.0014
法人登録名称：Eusebio Garcia Kohler
一般名称：Hijuela s/n Las Torres
農場番号：06.1.10.0003
法人登録名称：Comercios y Servicios Agroindustriales Ltda.
一般名称：Soc.Agricola EI Tranque de Angostura
農場番号：13.6.01.0014
法人登録名称：Agricola Los Tilos Ltda.
一般名称：Santa Mariana
（参考３）チリ産豚肉の輸入実績
平成19年1月1日から平成20年8月6日：速報値
届出年次：平成19年
届出件数：2,542
届出重量(トン)：50.967
届出年次：平成20年
届出件数：1,397
届出重量(トン)：25,195
（照会先）
医薬食品局 食品安全部 監視安全課
輸入食品安全対策室
室長 道野英司
担当 近藤、飯塚
電話 03-5253-1111（内線2474・2498）
夜間直通 03-3595-2337