平成20年9月25日
麻薬・覚せい剤乱用防止運動の実施について
1.趣旨
我が国における薬物乱用の現状は、薬物事犯における検挙人員の大多数が覚せい剤事犯によるものとなっており、平成19年の覚せい剤事犯については、検挙人員、押収量ともに増加しました。また、大麻やMDMA等合成麻薬事犯における検挙人員は前年に比べて減少したものの、MDMA等合成麻薬の押収量が過去最高を記録するなど、依然として憂慮すべき状況にあります。
薬物の乱用は、単に乱用者の身体、生命に危害を及ぼすのみならず、青少年の健全な育成を阻み、家庭を崩壊させ、社会の秩序を乱す等計り知れない影響を及ぼします。
本運動は、このような麻薬、覚せい剤、大麻、シンナー、違法ドラッグ(いわゆる脱法ドラッグ)等の薬物乱用による弊害を広く国民一般の方々に正しく認識してもらい、国民が一体となってこれに立ち向かう態勢を作り、もって薬物乱用による弊害の根絶を期することを目的として全国的に展開するものです。
2.実施期間
平成20年10月1日(水)から11月30日(日)までの2か月間
3.実施機関等
主催:厚生労働省、都道府県
協賛:薬物乱用対策推進本部、警察庁、法務省、最高検察庁、財務省、文部科学省、海上保安庁
後援:財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センター
4.主な実施事項
(1)政府による啓発活動
ア.厚生労働省と都道府県の共催による麻薬・覚せい剤乱用防止運動地区大会の開催
イ.政府広報等を通じた薬物乱用の危害についての全国的な広報・啓発
ウ.麻薬・覚せい剤乱用防止功労者の表彰
エ.正しい知識を普及するためのポスター(PDF:768KB)、等の作成・配布
(2)都道府県の主催による大会の開催
詳細については、下記のページをご覧下さい。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/09/h0925-1.html
(照会先)
厚生労働省医薬食品局監視指導・麻薬対策課
山口、下山田
電話:03-5253-1111(内線)2781,2782
直通:03s-3595-2436