平成20年12月
年末年始に海外へ渡航される皆様へ
年末年始は多くの方が海外へ渡航される時期となります。海外に渡航される皆様が健康で安全に過ごし、帰国することができるよう、海外で注意すべき感染症及びその予防対策について情報提供します。
また、各空海港の検疫所においては、それぞれポスターやパンフレットなどを用いた各種の情報提供や健康相談などを行っています。日本への帰国時に体調に不安がある場合、その他不明な点がある場合はお気軽に検疫所へご相談ください。
海外で感染症にかからないようにするためには、感染症に対する正しい知識と予防方法を身につけることが重要ですが、基本的な感染症対策として飲料水、虫刺され(蚊やダニなど)、動物との接触には注意が必要になります。
各地域における感染症の発生状況や感染症に関する情報は、検疫所や外務省のホームページで閲覧できるほか、各空港や港の検疫所ではさらに、リーフレットやポスターによる情報提供と注意喚起を行っております。海外に渡航される方は、出発前に旅行プランに合わせ、渡航先での感染症の発生状況に関する情報を入手し、適切な感染予防に心がけください。
また、空港や港の検疫所では健康相談を行っています。入国時に発熱がある場合、具合が悪い場合には積極的に検疫所係官までご相談ください。
感染症には潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が長いものもあり(数日から1週間以上)、帰国後しばらく経過してから具合が悪くなることがあります。その際は早急に医療機関を受診し、渡航先、滞在期間、動物との接触などについて必ず申し出てください。
○海外で特に注意すべき感染症
1 動物由来感染症
(1)鳥インフルエンザ
(2)狂犬病
(3)エボラ出血熱
(4)マールブルグ病
2 蚊など節足動物を介して感染する感染症
(1)マラリア
(2)デング熱、デング出血熱
(3)チクングニヤ熱
(4)ウエストナイル熱・脳炎
3 食べ物、水を介した感染症
4 そのほか注意すべき感染症
海外の感染症に関する情報
詳細については、下記のページをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou17/05.html
(照会先)
厚生労働省健康局
結核感染症課