米国のサルモネラ食中毒関連食品への対応について
1 米国FDAが2009年1月16日(現地時間)、昨年秋以降に発生しているサルモネラ食中毒の原因がPeanut Corporation of America(製造所所在地:ジョージア州ブレイクリー)のピーナッツ製品であり、関係食品が回収されている旨公表したため、厚生労働省では、1月18日より、(1)既に輸入された製品についての本件との関連性の調査、(2)本件の関連製品の輸入中止指示等の対応をとってきたところです。
(参考1)米国では1月28日(現地時間)までにSalmonella Typhimuriumによる食中毒により43州、529名の患者発生が報告。
2 同社が1月28日(現地時間)で回収対象として公表した製品についての輸入状況を調査したところ、本日、該当するピーナッツバター1件79kgの輸入(昨年1月29日輸入届出)が確認されました。
当該品は輸入者が全量保管中であり、輸入者を管轄する自治体を通じて、販売等しないよう指示しました。
(参考2)同社は、1月28日に回収対象を昨年8月以降製造されたピーナッツバター及びピーナッツペーストから、2007年1月以降製造されたピーナッツバター、ピーナッツペースト、ピーナッツミール、ピーナッツグラニュール及びドライ又はローストピーナッツ(ロット番号が7、8又は9で始まるもの)に拡大。
3 現在までに回収対象となっている同社の製品及びそれらを原材料とする他社の製品については、上記2以外の輸入実績は確認されておらず、国内における当該製品を原因とする食中毒事案の報告もありません。
(参考3)食品衛生法の規制対象外である自社内検討用のサンプル品2ケース7.5kgの輸入が確認されているが、販売はされておらず、残品については、米国製造者の日本法人に返品、廃棄予定。
○ 米国食品医薬品局(FDA)ホームページ
http://www.fda.gov/oc/opacom/hottopics/salmonellatyph.html
○ 米国疾病予防管理センター(CDC)ホームページ
http://www.cdc.gov/salmonella/typhimurium/
詳細については、下記のページをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/01/h0130-11.html
(照会先)
医薬食品局 食品安全部 監視安全課
輸入食品安全対策室