◆ギニア共和国でのマールブルグ病の流行終息宣言が出されました

【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.447(2021年9月24日)

 2021年8月6日、ギニア共和国保健省は、同国南西部ンゼレコケ州ゲケドゥ県で発生したマールブルグ病の確定症例1例を世界保健機関(WHO)へ報告しました。同県はシエラレオネとリベリア国境近くにあり、同地域は本年6月19日に終息したばかりの同国のエボラ出血熱の発生地でもありました。マールブルグ病の発生は同国初で、西アフリカでも初めてです。
 症例は46歳の男性で、7月25日に発症し、8月1日に、発熱、頭痛、倦怠感、腹痛、歯肉出血の症状で、近くの小規模医療施設を受診、8月2日に亡くなりました。死亡した患者の検体から、マールブルグウイルスが検出され、国立研究所、セネガルのパスツール研究所で確定診断されました。その後、追加の症例は確認されず、9月16日に流行終息宣言が出されました。
 より詳しい情報は下記、WHOアウトブレイク発生情報、WHOアフリカ地域事務局の週報等をご覧ください。

 【出典】

・WHO Disease Outbreak News (DONs): マールブルグ病(ギニア共和国)(2021/9/17)
 https://www.who.int/emergencies/disease-outbreak-news/item/marburg-virus-disease---guinea

・WHOギニア事務局 Guinea’s swift action in detecting, curbing Marburg 
 https://www.afro.who.int/news/guineas-swift-action-detecting-curbing-marburg

・WHO Disease Outbreak News (DONs): マールブルグ病(ギニア共和国)(2021/8/9)
 https://www.who.int/emergencies/disease-outbreak-news/item/2021-DON331

・WHOアフリカ地域事務局週報 第32週: 2021/8/2-8/8 (8/8 17時時点)
 PDF https://apps.who.int/iris/bitstream/handle/10665/343824/OEW32-0208082021.pdf

・WHOアフリカ地域事務局週報 第33週: 2021/8/9-8/15 (8/15 17時時点)
 PDF https://apps.who.int/iris/bitstream/handle/10665/344261/OEW33-0915082021.pdf

・WHOアフリカ地域事務局 ニュースリリース(2021/8/9)
 https://www.afro.who.int/news/west-africas-first-ever-case-marburg-virus-disease-confirmed-guinea

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公開日:2021年09月28日

カテゴリー: 感染症