【海外情報】 【海外感染症情報】アフリカ(エジプト)高病原性鳥インフルエンザ(平成21年4月21日)2009/07/01

説明 情報源:WHO

地 域:アフリカ

 国 :エジプト

感染症:高病原性鳥インフルエンザ

病原体:H5N1型鳥インフルエンザウイルス

内 容:
 エジプト保健人口省は、新たに2名の鳥インフルエンザ患者が出たと報告した。
1例目は、カイロのEl Marg地区に住む25歳の妊婦で、4月6日に発症、11日にAin Shams大学病院に入院し、16日からタミフルの投与を受けているが、現在重症である。感染源を調査したところ発症前に、病気や死んでいる家禽との濃厚な接触歴があった。
2例目は、Karf Elsheikh県Kellin地区に住む1歳半の女児で、4月15日に発症、18日に同県の病院に入院し同日からタミフルの投与を開始し、容体は安定している。感染源を調査したところ発症前に、病気や死んでいる家禽との濃厚な接触歴があった。
2名とも、H5N1型鳥インフルエンザウイルスの感染がエジプト公衆衛生研究所で確認され、アメリカ海軍のメディカルリサーチ施設(NAMRU-3)においても確認された。
エジプトでは、今回の患者発生で患者数は66名となり、うち23名が死亡している。

(情報提供)
関西空港検疫所
FORTH(海外旅行者のための感染症情報)

公開日:2009年07月01日

カテゴリー: 感染症